ウィーク・リンク?とは
アスリートにとってケガはその後の競技人生の分かれ道。
乗り越えるか、打ち負かされるか。
しかし、考え方によってはケガによって弱点を見つける良い機会でもあります。そう考えたいです。。。そう考えましょう。。。
明らかに外傷を負ってしまう場合もありますが、徐々に負担が積み重なってケガをする場合もあります。後者の方が多いかもしれません。
これは予防可能なことがあります。
ウィークリンク
小さいストレスが長期間身体に加わる事で、微細損傷が起こります。バイオニクスの不良があり、オーバートレーニングが続くことで身体に負担がかかり、いずれは損傷へとつながります。
バイオニクスの不良とは、不適切な関節アライメント、筋の協調、姿勢を代償的(かばって)に使う動作ミスのこと。
普通、自分では気が付かないため、一見パフォーマンスにも影響はないように思われます。また、周りに選手やコーチなどでも気が付かないことが多いです。
通常オーバートレーニングだけでは大きな損傷にはつながりにくいです。
例えば長時間練習しても同じ体の右側は痛むが左側は大丈夫ということもある。
ウィークリンクは不適切な運動パターン、持久力不足、協調の誤り、スキル不足、柔軟性の欠如などによって引き起こされます。
全体のバランスは大切です。
筋力、柔軟性、スピード、パワー、スタミナ。これらのバランスが良くないと効率がわるく、様々な分野が低下します。
なので身体の評価は大切です。
客観的、主観的に自身を振り返ってみて、弱いところが見られたら課題に対して取り組むことが大切です。
選手がスピードをアップさせたいと希望するとき、安易にパワートレーニングを取り入れても改善しないかもせれません。問題がパワー不足ではなく、柔軟性に問題があるというときもあります。
下肢を踏み出す時の歩幅が狭く、うまく力を発揮できていないという場合です。もしくは、上肢・体幹・下肢を連動させる協調性に問題があるのかもしれません。
エネルギーの漏出
ある動作(例えば走るとき地面を蹴る)がその課題に使われなかった時(地面を蹴ろうとせずバランスの安定に使われてしまっている)、エネルギーの漏出が起こっています。
不要な仕事をするとき、腱や筋、関節や靭帯に力がかかり続けると損傷へつながっていきます。
負荷が上がれば上がるほど、組織に負担がかかり、代償動作を、つまり異なる動きで誤魔化し一部組織に負担をかけてしまうことが多くあります。
このフォーム不良が殆どの場合エネルギーの漏出を起こしているのです。
フォームが不良であっても良い結果がでることはあります。しかし、長年で見ていくと、いずれ痛みやケガを経験するリスクは高まってきます。
効率的に動くことでエネルギーは温存され、リラックスしてより多くの、より長いトレーニングができま。
問題は不良なフォームが楽に感じ、修正して適切なフォームに治すと、無理を感じてしまう事である。
不良なフォームは初めいくつかの成功を収めますが、長いスパンで見ると、結局ケガにつながる事が多いことは先ほども述べました。
最初は窮屈に感じても専門家から修正案を出されたら、慣れるまで継続しましょう。
長期的な目標を達成するため、自分を客観的に見ること、それを目に見える形にする事は大切です。
機会があれば是非自分の体の動きをメンテナンスしてみてください。
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