運動の効果に対する考え
暑い日々が続きます。
寒いよりは暑い方が好きな私には喜ばしいですが、しかし暑すぎます。。。
この暑さのなかでもトレーニングをしたり、仕事をしたりするなど、活動をされている方が多くいます。
昔は暑かろうが寒かろうが関係なく、常に必死にトレーニングをして、更なるレベルアップを図っておりました。
痛みなくして成長なし、とありましたが今は違うようです。
以前もリカバリーに関する事を書かせて頂きましたが(身体のリカバリーについて)、なぜリカバリーが必要かもう少し考えていきます。
良く、『こんなに運動しているのになかなかレベルが上がらない、痩せない』とか、『きついトレーニングを続けていたら腰、膝に痛みがでた』 など聞きます。
結局、トレーニングを継続できなかった、という経験をされた方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
何故効果が思ったほど上がらないのでしょうか?
それは、人の1日に使えるエネルギーはある程度決まっているからです。
たくさんエネルギーを摂取すれば、全て変換して消費するといわけでは無さそうです。
沢山トレーニングをしたら沢山エネルギーを消費するのではなく、他に使う分のエネルギーを使って活動する事となります。
1日に消費する総エネルギーはあまり変わらないのです。
エネルギー消費には大きく3つに分けられます。
1 生命維持活動
心臓、肺などの内臓を動かすなど生きていくために最低限の動きをする事です。
これが無かったら生きていけません。ここは欠かすことなく脳は優先的にエネルギーを配分します。
2 活動するため
脳を使って考える。移動のため歩く、競技のトレーニングをするなど、活動するためのエネルギー消費が2番目になります。
また、ストレスに対応するためにもエネルギーを消費します。
ストレスはある程度必要ですが、適度を越えるストレス、つまりイライラ、心配、不安などにも体は反応し、適応するためエネルギーを消費します。
3 修復
最後に身体を修復するためにエネルギーを使います。
筋組織や他の細胞などを修復たり、脂肪を減らしたりすることでパフォーマンスを向上させます。
これを残ったエネルギーで行います。パフォーマンスを上げるために生命維持を犠牲にすることは脳はしません。
なので高強度のトレーニングを継続すると、修復の分エネルギーは残っていないので、パフォーマンスは徐々に下がってしまうのです。
これは、やがてはケガにつながったり、無意識にトレーニングパフォーマンスを下げて活動を維持し、反対に効果があまり上がらないという流れになります。
トレーニング効果を上げたいならば、リカバリーはトレーニングと同じぐらい大切な要素となります。
では、その疲労度となるものは何かあるのでしょうか?
これは別の機会で書いてゆきます。
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