ホメオスタシス
夏が好きな私ですが、今年の暑さには少しやられ気味です。。。
歳のせいかもしれませんが。。。
でも、寒いよりかは良いです。
前回はリカバリーに関する事を書きました。
今回はその中で関係してくる、自動で身体を整える機能、ホメオスタシス(身体の恒常性)について簡単にまとめていきます。
ホメオスタシスとは
まとめると、環境が変化しても体の中を一定に保つ能力のことであります。
具体的には体温、血液成分、血液量などを自動で整えてくれて、身体の調子を良くしてくれます。
ちょうど平均台の上を歩く時に落ちないようにバランスをとって、落ちないよう歩くのに似ています。
つまり、周りの環境に応じて体内を一定に保つよう、自動で体内物質を増やしたり減らしたり、上げたり下げたりする能力があります。
環境が変化しても(気温や湿度、気圧など)生きて行くための適応です。
これはかなり繊細に作られています。
ヒトは長い年月を進化して行く中で身につけた能力です。
進化で身体の変化を調べていくと、いつも『凄いなぁ〜』って驚かせられます。
ホメオスタシス機能の一つに、体温調節があります。
気温が上がると体温もあがってしまい、タンパク質などが変化してしまう恐れがあります。
これでは身体が危険です。
そこで身体は体温上昇を防ぐために、汗をかいたり、血管を開いたりするなどをして、何とか熱を逃そうと自動で働きます。
凄いです。(しつこいですが)
このホメオスタシス機能は、主に自律神経で調整しております。
自律神経を聞いたことがあるかと思いますが、交感神経と副交感神経に分けられます。
これは、24時間ずっと働いている体内の管理システムです。
自律神経
このふたつの自律神経には働きが異なります。
簡単に分けると
交感神経・・・活動を促します
副交感神経・・・休息(回復)を促します
人が無意識でも外界に応じて呼吸、体温調節、など出来るのも自律神経が自動で働いているからです。
だから寝ている時でも一定に、身体を保てるのです。
この自律神経を整えるには規則正しい生活を送ることがポイントです。
何十万年もかけて生きるためにこの身体を変化させて適応させてきたのです。
文明が発達し、環境に逆らって生活出来るようになったのはここ数十年です。
この短い期間では適応のため、身体を変化させる事はできません。
自律神経が乱れてしまうと体調を崩しやすくなります。
例えば睡眠。
寝不足だったり、昼夜が逆転したとします。
外界が暗くなったり、気温が下がると自律神経は身体を休ませようと副交感神経を優位に働こうとします。
しかし、まだ起きて何かしらの活動をしていると交感神経が働きます。
そうなると身体の回復が上手く出来なくなり、調子を整えるにくくなり、ついには体調を崩す可能性が高くなります。
自律神経は不規則な生活に弱いです。
自律神経が乱れていると、体の微調整が働きにくくなります。
例えば症状といたしまして、体温調節が上手くできなかったり、なんとなく体がだるい、ボーッとするなどです。イライラする。
自律神経を整える基本は睡眠です。
夜は早く寝て、朝早く起きる事で身体内ではリカバリーしています。
また食事も大切です。
以前栄養に関する記事を書きました。こちらを参照して下さい。
リカバリーは目に見えない部分で変化をもたらします。
自律神経を整える事で回復を高めることは、トレーニング効果を高める事ができます。
数値として目の前に出しにくいリカバリーですが、まずは自律神経を整えて、健康な身体を意識しましょう!
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