ストレスと心拍数
最近、私の中で回復'(リカバリー)に関する事に興味があり勉強しています。
ですので、心拍数に関するblogが多くなってしまいました・・・・。すみません。。。
どれだけトレーニング・勉強をしても、思ったより向上が見られない時があります。
日本人はトレーニング・勉強時間諸外国よりは比較的長い方です。
しかし、必ずトップを取れるわけではないです。
海外では、それほどトレーニング等に時間を割いてはいないが、日本人より技術・体力ともに上回る事が多いです。
なぜだろうか?
それは海外ではトレーニング等を始める前に、できる限りのリカバリー(回復)をしてから、100%に近い状態でトレーニングをしているからです。
日本人はやっているだけで満足して、効果はあまり重要視していない傾向(文化?)がありました。
疲労度もしくはストレスを感じている時に、身体は100%の力を発揮しにくいです。
以前のblogにもいくつか書きましたが、疲労度を数値化する動きがみられて、これは心拍数の変動が信憑性が高いのでは、と考えられています。
生物の身体は、生きるために反応します。
脳は無意識であっても、生命を守るために身体へ働きかけます。
そして、その脳がいまどう反応しているかを計測するには、意志とは関係ない自律神経の働きをみると分かりやすいそうです。
つまり、いま身体を回復させようとしているのか、活動させようとしているのかを測るのです。
この変化を察知するにあたり、心拍数の変化が信頼性が高いものと考えられています。
実はこの研究は最近出てきたものでなく、1960年代ぐらいの宇宙飛行士が初めて月に立ったとき、生命の状態を把握するため使われていたところから始まりまります。
なので研究もかなりの数があります。
以前は大変高価な装置が無いと心拍数は気軽に計測できなかったのですが、現在はスマートフォンの普及により身近になりました。
そこで、様々な場で活用できる心拍数の健康管理機器が出てきました。
心拍数の変化を簡単に説明すると、身体が活動すると心拍数が高くなります。
逆にリラックスしていると心拍数が下がります。
これは運動するしないだけに限りません。
さまざまなストレスを感じているだけでも心拍数は下がりません。
身体の内部で、ストレスに対応するため活動しているからです。
ストレスはトレーニングによる身体のダメージだけではありません。
メンタル的にもストレスを感じます。強いストレスを感じていると様々なホルモンを出してエネルギーを消費します。
なのですぐ疲れを感じます。
しかし、ストレスが少ない時はエネルギーを多く活動に対して使う事ができます。
これまた簡単に言うと、身体にストレスを多く感じている時はトレーニング効果が少ないのです。
ストレスに対処する為にエネルギーを使っているからです。
そのストレスの変化を数値化したものが心拍数の変動です。
良好のときは活動して心拍数が上がっても、短時間で下がります。
しかし、ストレスが多いとなかなか下がりません。
こんな時は活動をいったん控え、休息、リカバリーしましょう。
日本人は文化的にこれが苦手かと思います。休む事に抵抗を感じる人が多いからです。
目的に向かってそのまま突き進む事ができる人もいます。しかし、大半は途中でリタイアしたり、故障したりします。
私はサッカーをしていましたが、日本人はどの国の人よりもトレーニングしてます。
しかし、海外でなかなか一流の仲間入りができませんでした。
苦しみが無いとは言いませんが、目標に向かって楽しみながら向上する事は可能です。
休む事もトレーニングなのです。
心拍数を使って上手にリカバリーをとりましょう!
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