健康のための有酸素運動

  最近は機械化が著しく進み、多くの人たちは体を動かすことが減ってきています。
特に座った状態での時間が増えてきており(デスクワーク、車での移動、スマートフォンなどなど)楽に快適に生活することを可能としました。

 しかし、私たちは長い長い時間をかけて(数十万年ぐらい?)生き残るため、活動しやすい身体を手に入れ現在に至っております。そこには長時間座るための機能はデザインされてはいないのです。

 とはいえ、今の環境を手放して生活していくことはかなり難しいです。
そのため結果として現代社会において健康や体力を改善するため、補助的に運動することが必要となってきています。。。

 運動の種類はいくつかありますが、その中でも有酸素運動のお話を少しいたします。
個人差はありますが、適度な強度で有酸素運動を少なくても30分以上行うことが心血管系の健康維持に望ましく(できれば週5回以上)、骨密度や筋を刺激するためにも効果があります。運動は筋肉や骨だけでなく、心血管系や内分泌系、心理的にも良い効果が得られます。

 有酸素の運動強度は4METs以上が効果的であるとあります。
日常生活の運動強度についてはこちらを参照ください。

 長時間の座位姿勢は心血管系疾患や糖尿病に対する危険因子であることが近年研究の面からも明らかになっております。仕事などで座る時間が多い方は通勤や余暇時間に運動を積極的に取り入れる改善が必要となってきます。
 また、中程度よりも高強度の負荷がより効果的とされていますが、リカバリー(回復)、考慮する必要がありますので、実感とは少し物足りない(8割)ぐらいが程よいでしょう。


 「昔から運動なんてしたことがない・・・。今更やっても・・・。」と、お思いの方。大丈夫です!どの年齢であっても(高齢者からでも)運動プログラムを開始することで健康に関する効果が認められています。
そして、その後の人生を通しても継続することが望ましく、慣れてきたら少しずつ負荷をあげていくとさらに良いです。
 逆に途中でやめてしますと効果が失われてしまう。。。

 人間は活動するようにデザインされているのですね。
運動内容は一つに絞らず、様々取り入れたほうが各部位を効果的に使うことができます。

 まずは気楽に、そして何より楽しく続けられるものをみつけてください!!


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