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11月, 2021の投稿を表示しています

食事・栄養(1)

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 食欲の秋。。。私は食事が大好きです。ついつい食べすぎてしまうものです。。。。。 この食事は毎日の生活維持だけでなく、ダイエットやスポーツにおいても大きな役割を果たします。摂り方によってはプラスにもマイナスにもなります。 そこで、食事について3回に分けて考えてゆきます。  ダイエットなどでなぜか誤った知識が流通しております。様々な栄養素はバランスよくとる必要があるため、大きく制限したり、必要以上に避けたりすることは長期的にみて体調を崩しかねません。炭水化物も脂肪も体を維持するのに必要量があります。摂りすぎ(偏り)はダメですが。 目的を達成するためのポイントは 計画を立てておくことが重要 です。計画があれば時には羽目を外して暴食するのもありです。 ポイントをいくつかに分けて考えてゆきます。 ①朝食は大切 ②昼食と夕食をセットで考えよう ③間食は悪くない ④少なく数多く ⑤タイミングを考える ⑥糖質(カーボ)を知ろう ⑦脂質は悪くない ⑧たんぱく質を知ろう ⑨サプリメントを利用する ⑩水分はたっぷり 大きく分けて上記のポイントがあります。では一つずつ簡単に説明してまいります。 ①朝食は大事  人は夜寝ているときに身体を修復するため、エネルギーを消費してます。夕食を食べていれば夜間のエネルギーは足りています。しかし、そのエネルギーが減っている状態で朝起きてから、何も補給せずに活動を始めたらよい状態で仕事や学校、生活を過ごすことはできません。ガソリンのない車を走らせるようなものです。 さらにスポーツをしているならば競技に影響が出ます。動きが悪くなるばかりか、エネルギーを補おうと筋肉から吸収を始めます。せっかくトレーニングをしても効果が期待できません。  朝食には炭水化物、タンパク質、良い脂肪、食物繊維などを摂ってほしいです。フルーツジュースでは※ グリセミック反応 が高すぎるため活動に影響がでる。固形物など消化に時間がかかるぐらいの方が少しずつエネルギー吸収(補給)され、長時間活動を維持することが可能になりやすいのです。 ※(一緒に食べた食物全体が時間とともに血糖値レベルに及ぼす累積効果。血糖が急激に上昇し、エネルギー供給が激しく変化する。そのため気分の変化にも影響を及ぼす。) ②昼食と夕食をセットで考えよう  ポイントは食物繊維が多く含まれた炭水化物やたんぱく質を組み合わ

柔軟性

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   体が柔らかいと良いことが多くありそう。。。 そんなことを多く聞かれますが、実際は不利益なこともあり得ます。 体の柔軟性について考えてゆきたいと思います。  柔軟性=関節の可動域があることは悪いことでないです。体の可動範囲大きければ様々なこと可能ですし、動きやすくなります。  しかし、動くときは体を支えるため硬さも必要です。特にスポーツの時は必要です。支え(軸)がないと強くパワーを発揮できません。 極端な例ですと小さいお子さんは体が柔らかいですが、歩行が上手ではありません。硬さ(軸、安定性)が少ない分、すぐに転倒してしまいます。 このようにリラックスの時は柔らかく、引き締めたときは硬くなる必要がありますし、これを瞬間で切り替える必要があります。 体の柔軟性が少ないのは大きく分けると ・結合組織(筋繊維、筋膜、関節包など) ・神経系          の問題が多くあります。 結合組織を柔らかくするためには日ごろの柔軟運動が必要です。ストレッチもそうですが、ラジオ体操など軽運動をして、体がいろいろな方向へ動かせることを日ごろから学習させておくことも大事です。  次は神経系。特にこちらが大切です。日ごろから決まった動きばかりしていると無意識のうちに ”そっちには体を動かしてはダメだ!” と脳から指令が出ます。痛みがあればなおさら。体を前屈しようにも、普段そっち方向は硬くして安定化しているから、動かしてはいけないと無意識に判断し筋は硬直します。 また、普段から誤った体の使い方をしていると、大きく体を動かそうとしてもスムーズには動きません。動きの質についてなかなか難しいので興味がある方は専門家に聞いてください。  ストレッチに関しては限界まで伸ばすよりかは、リラックスして少し伸びたなと感じる位置を保ちましょう。そして継続してゆくことで体と脳が学習してゆきます。 運動される方は、競技前にストレッチするだけより、動きをつけた柔軟を心がけましょう。柔らかさよりも動きやすさにポイントを置いてください。

電気治療器

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  接骨院などへに行くと、よく電気治療をいたしますよね。これってどんな効果があるの?と疑問を持つ方も多いでしょう。そこで患者さん自身も治療理由を知っていた方が納得できると思いますので、今回は簡単に説明してまいりましょう。  電気治療には何種類かあります。超音波、高周波、低周波、微弱電流、レーザーなどなど。主な治療の狙いといたしまして、 疼痛緩和 、 神経筋コントロール 、 創傷治療 が挙げられます。治療院のみならず、病院でも使われております。  電気治療器は幅が広いので、今回は我々治療院でも良く使われる 低周波治療器 に的を絞って話を進めてゆきます。  低周波を治療院で使う主な目的は疼痛緩和です。 電気刺激を送ることによって脳は痛みの刺激より電気の刺激を先に認知します。そうすることで痛みが減ったと錯覚します。すると痛みが軽くなる実感が得られてくるのです。また難しい言葉ですと内因性オピオイドという物質たちが放出され、これも疼痛軽減に役立ちます。簡単に言うと痛みを和らげる効果です。  次にどこへ電極を当てればよいか考えていきましょう。 大きく分けると筋肉系(表面に近い)の痛みなら患部周辺へ、関節などからくる(深部)痛みならデルマトームの神経領域へ設置いたします。この辺りは治療家のひとへ任せましょう。 デルマトーム   電気の強さはどうでしょうか。個人差がありますが、強いから効果が上がるわけでは無いようです。心地よく感じる、刺激を感じる、ぐらいから効果はあります。苦手な方は少し感じたぐらいでも大丈夫です。慣れてきたら変化をつけましょう。  時間はだいたい20~30分ぐらいが効果的です。それ以上かけても効果が上がらないようです。(何回かに分けてもよいです)最低でも10分がよいでしょう。  研究ではまだはっきりとした効果が認められていないものですが、どこの治療へ行っても設備が置かれています。きっと現場では効果が認められているのですね。個人的にも好んで使っていて、効果があるときも多いです。  上記に挙げたように、最近では様々な電気治療器が開発されています。体に副作用が少ない治療方法なので今後も積極的に活用していきたいです!

健康のための有酸素運動

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  最近は機械化が著しく進み、多くの人たちは体を動かすことが減ってきています。 特に座った状態での時間が増えてきており(デスクワーク、車での移動、スマートフォンなどなど)楽に快適に生活することを可能としました。  しかし、私たちは長い長い時間をかけて(数十万年ぐらい?)生き残るため、活動しやすい身体を手に入れ現在に至っております。そこには長時間座るための機能はデザインされてはいないのです。  とはいえ、今の環境を手放して生活していくことはかなり難しいです。 そのため結果として現代社会において健康や体力を改善するため、補助的に運動することが必要となってきています。。。  運動の種類はいくつかありますが、その中でも有酸素運動のお話を少しいたします。 個人差はありますが、適度な強度で有酸素運動を少なくても30分以上行うことが心血管系の健康維持に望ましく(できれば週5回以上)、骨密度や筋を刺激するためにも効果があります。運動は筋肉や骨だけでなく、心血管系や内分泌系、心理的にも良い効果が得られます。  有酸素の運動強度は4METs以上が効果的であるとあります。 日常生活の運動強度については こちらを参照 ください。  長時間の座位姿勢は心血管系疾患や糖尿病に対する危険因子であることが近年研究の面からも明らかになっております。仕事などで座る時間が多い方は通勤や余暇時間に運動を積極的に取り入れる改善が必要となってきます。  また、中程度よりも高強度の負荷がより効果的とされていますが、リカバリー(回復)、考慮する必要がありますので、実感とは少し物足りない(8割)ぐらいが程よいでしょう。  「昔から運動なんてしたことがない・・・。今更やっても・・・。」と、お思いの方。大丈夫です!どの年齢であっても(高齢者からでも)運動プログラムを開始することで健康に関する効果が認められています。 そして、その後の人生を通しても継続することが望ましく、慣れてきたら少しずつ負荷をあげていくとさらに良いです。  逆に途中でやめてしますと効果が失われてしまう。。。  人間は活動するようにデザインされているのですね。 運動内容は一つに絞らず、様々取り入れたほうが各部位を効果的に使うことができます。  まずは気楽に、そして何より楽しく続けられるものをみつけてください!!