電気治療器


  接骨院などへに行くと、よく電気治療をいたしますよね。これってどんな効果があるの?と疑問を持つ方も多いでしょう。そこで患者さん自身も治療理由を知っていた方が納得できると思いますので、今回は簡単に説明してまいりましょう。

 電気治療には何種類かあります。超音波、高周波、低周波、微弱電流、レーザーなどなど。主な治療の狙いといたしまして、疼痛緩和神経筋コントロール創傷治療が挙げられます。治療院のみならず、病院でも使われております。

 電気治療器は幅が広いので、今回は我々治療院でも良く使われる低周波治療器に的を絞って話を進めてゆきます。

 低周波を治療院で使う主な目的は疼痛緩和です。

電気刺激を送ることによって脳は痛みの刺激より電気の刺激を先に認知します。そうすることで痛みが減ったと錯覚します。すると痛みが軽くなる実感が得られてくるのです。また難しい言葉ですと内因性オピオイドという物質たちが放出され、これも疼痛軽減に役立ちます。簡単に言うと痛みを和らげる効果です。

 次にどこへ電極を当てればよいか考えていきましょう。
大きく分けると筋肉系(表面に近い)の痛みなら患部周辺へ、関節などからくる(深部)痛みならデルマトームの神経領域へ設置いたします。この辺りは治療家のひとへ任せましょう。
デルマトーム 

 電気の強さはどうでしょうか。個人差がありますが、強いから効果が上がるわけでは無いようです。心地よく感じる、刺激を感じる、ぐらいから効果はあります。苦手な方は少し感じたぐらいでも大丈夫です。慣れてきたら変化をつけましょう。

 時間はだいたい20~30分ぐらいが効果的です。それ以上かけても効果が上がらないようです。(何回かに分けてもよいです)最低でも10分がよいでしょう。

 研究ではまだはっきりとした効果が認められていないものですが、どこの治療へ行っても設備が置かれています。きっと現場では効果が認められているのですね。個人的にも好んで使っていて、効果があるときも多いです。


 上記に挙げたように、最近では様々な電気治療器が開発されています。体に副作用が少ない治療方法なので今後も積極的に活用していきたいです!

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