ライフ•キネティック

 


 体を鍛えていても、力・動きをコントロール出来なければ役にはたちません。

例えばスポーツ選手が筋トレなどをして、パワーアップしても、競技の中で発揮できなければ、ただ重い負荷をこなせる様になっただけです。日常生活でも同じです。

その中で、私が興味を持ったのがライフ・キネティックでした。

 人は一般的に状況を認知→判断→行動という流れの連続で生活、スポーツをします。

このネットワークが正確で、また多くの回路があれば素早く、快適に動くことができます。

ほかの例えで言うならば、性能の良いパソコンでしたらフリーズせず、サクサク処理をしてくれるものです。


 よくあるパズルなどの脳トレだけでは、気がつくというレベルで終わってしまい、行動まで連動していません。

車がこちらに向かって走ってきて、気がついたとしても、一歩下がらなければ、ひかれてしまうのです。

認知、判断してから行動できるまでが大切なのです。


 特にスポーツでは、この素早い一連動作を行えることが大切です。

一瞬で状況を認知、判断し、プレー(行動)ができるならば他との差が生まれます。また、スポーツでは非日常的な、複雑な動きもありますが、これもライフ・キネティックは改善する効果があります。

コーディネーションと呼ばれるものですが、手足、頭、体幹などを同時にバランスよく動かさなければなりません。よく言われる運動神経というものです。これを改善できる効果もあるのです。


 私はこの話を聞いた時素晴らしいと感じました。

現在、身体を鍛えることの科学はある程度進みましたため、これから他と差をつけるには、脳、神経系だと以前から考えていたした。


 また、このライフ・キネティックは勉強、仕事にも改善すると言われています。

様々な刺激(見たり、聞いたり)を判断して考え、アウトプットする必要があります。

仕事、勉強中に一つが滞る、とイライラしたり、やる気が無くなりますが、ライフ・キネティックをトレーニングすることで、かなり軽減できるデータがでています。


 このメソッドはドイツ発祥で、今でも様々な分野に活用されています。

漠然とした考え、机上の空論ではなく、数多くのデータをとって導かれたものなので、信用されています。

有名な活用例ではサッカーのドイツ代表がライフ・キネティックを取り入れ、ワールドカップに優勝(2010年)したものがあります。

簡単に書いてきましたので、興味がある方はコチラをご覧ください。

子供から高齢者まででき、楽しく行えるものですので是非一度体験なさって下さい!

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