姿勢に対する考え方


 少し間が空いてしまいました・・・。

改めて宜しくお願いいたします。


 今回は姿勢についての考えを述べていきます。


 治療院で働いていると、よく

『姿勢が悪いから良くしてほしい』とか

『骨盤がずれているから治してほしい』など言われ事が多いです。


自分はこれを聞くと違和感を感じます。

"何を基準に姿勢、骨盤の良し悪しを決めるのであろうか?"

 私たちはロボットではないので、個体差があります。

また、我々は常に動いているので、一瞬で姿勢は変わります。

同じ体勢をキープしながら動作を行う事は逆に身体へ負担をかけます。

 そもそも身体は前後左右対称では無いのです。

それに利き手、足、眼もあるのだから同じように動かすことも出来ません。

さらには、気持ちでも姿勢は変わってきます。嬉しいと自然と胸を張りますし、悲しいと肩が落ちます。

 内臓で言えば肝臓が右寄りにあります。心臓は左側に大きくなっています。脊柱が後ろにあって、腹部には臓器が多くある。


いくつか例を挙げましたが、これだけ姿勢に関する要素があるので、無理に保とうとするのは不自然です。

 ましてや二足歩行するので、なかなか安定はしません。

身体に関節は約260個あります。様々な動きに対応するためです。

これは動く事で生命を守ろうとする、人間の長い進化で築いた結果です。

長々と書きましたが、なので私は止まっている時の姿勢は、それほど気にしなくて良いと感じます。


大切なのは様々な動きができる事だと考えます。


そのために、ニュートラルな位置(姿勢)になれる事が重要です。

一つの姿勢にこだわらず、柔軟に動ける身体を目指してほしいです。

 身体を柔らかくするだけでなく、力を入れる、抜く、動かす、止めるなどをコントロール出来る身体が必要です。

私はこれを施術に取り入れています。

 何をする時にどんな問題がありますか?これを修正していく必要があります。


 現代社会では動きを減らしても生活出来るようなりました。

便利で良い事ではありますが、運動不足という弊害もあります。もっと自力で動いて身体をならしましょう。


 マッサージなどで他の人にやってもらうだけではだめです。

自分の脳から出る指令で動かさないとコントロール出来ません。


 簡単な様々な運動といえば、ラジオ体操が良いのではないでしょうか。日本国民は親しみ深い体操ですが、効果も高いと私は思います。


皆さん、動きましょう!!

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